元受刑者や少年院出所者のライフキャリアスクールを開校 ワンネス財団他

回復・成長支援団体の一般財団法人ワンネスグループ(ワンネス財団)と人事・組織開発コンサルティング会社のYeeYは9月23日、仮釈放・満期出所後の元受刑者や少年院出所者に対し、ソーシャルスキルやビジネススキルなどを磨くための入所型トレーニングカリキュラムを提供する「Power to the Prisoners!(P2P)」を開始すると発表した。

受刑者が自分の強みに気付いて生きがいをもって社会復帰できるよう、約6ヶ月間のトレーニングを実施。ソーシャルスキルやコミュニケーションスキル、ビジネススキルを身につけたり、奨学金を利用して国家資格を取得したりできる。ポジティブ心理学認定トレーナーや公認心理師、精神保健福祉士、元法務省刑務官らが専門家として関わる。

これまで日本で行われてきた受刑者の社会復帰支援は、就労が主な目的であり、出所から就労までの間のサポートは十分ではなく、社会で求められるスキルを習得しないまま、また、心身の回復が完了しないままに社会復帰せざるを得なかったという。P2Pでは受刑者家族や、刑務所・少年院・地域生活定着支援センター等の施設関係者からの無料で相談・問い合わせを受け付けている。

詳細は以下URLから。

https://p2p.oneness-g.com/

20.09.24news3

Power to the Prisoners!(P2P)の全体像