新入社員が上司にもっとも期待するのは「間違いを指摘して正してくれる」こと

組織開発・人材育成支援を手掛けるALL DIFFERENT株式会社は4月24日、「新入社員意識調査」の結果を発表した。

調査は、同社内の「ラーニングイノベーション総合研究所」が2014年から毎年行っているもの。今回調査は、同社が提供する新入社員研修に参加した、2024年入社の新入社員4,227人を対象に、3月28日から4月11日にかけて実施した。

まず仕事への意欲について尋ねた。「やるぞ!」という気持ちをどれくらい持っているかを0%~100%で回答してもらい、0~30%を「やる気度が低い」、40~60%を「まあまあやる気度がある」、70%~100%を「やる気度が高い」と分類したところ、「やる気度が高い」が82.0%、「まあまあやる気度がある」が15.3%、「やる気度が低い」が2.7%となった。意欲の高さが際立った。

次に、自分が成長するために必要だと思うものについて尋ねた(複数回答可)。「仕事を通じた成功体験」が67.8%で最多。「仕事を通じた失敗体験」(58.9%)、「上司や先輩からの事後のフィードバック」(55.0%)と続いた。

キャリア形成の上で会社に求めることについて尋ねたところ(複数回答可)、「上司に相談できる機会をつくってほしい」が56.0%で最多。調査開始以降、最大となった。過去10年で18.1ポイントも増加しており、上司の重要性が増していることが明らかとなった。

キャリアアップの上ではどんな上司が理想であるかも尋ねた(複数回答可)。「間違いを指摘して正してくれる」が57.4%で最多(図参照)。「自分のことをよく見てくれ、声をかけてくれる」(41.2%)、「具体的に手順を細かく教えてくれる」(40.6%)と続いた。逆に、「どんな時でもほめて伸ばしてくれる」は19.1%、「過度な干渉をしない」は6.9%となった。

新入社員の高い意欲を生かすためにも、上司による適切な業務指導やフィードバックが必要であることが明らかとなった。

調査の詳細は以下から見ることができる。

https://www.atpress.ne.jp/news/392703

 

ALL DIFFERENTプレスリリースより