文科相ら3大臣、電気通信事業関連団体に学校のネットワーク環境改善への協力を要請

文部科学大臣、総務大臣、デジタル大臣は8月29日、4つの電気通信事業関連団体に、学校のネットワーク環境改善への協力を文書にて要請した。

要請は、盛山正仁・文部科学大臣、松本剛明・総務大臣、河野太郎・デジタル大臣の連名で、テレコムサービス協会、電気通信事業者協会、日本インターネットプロバイダー協会、日本ケーブルテレビ連盟(いずれも一般社団法人)に対して行われた。

4団体の所属事業者に、全国の学校に、ニーズに見合った適切な高速通信サービスを提供するよう呼びかけている。

GIGAスクール構想が目指す「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現のためには高速ネットワークが不可欠だが、文科省が昨年11月、全国の公立小・中・高を対象に実施した簡易帯域測定によると、推奨帯域を満たす学校は2割程度にとどまっており、この改善が急務となっている。

ネットワーク改善の主な手段として、組織の規模にふさわしい広帯域の通信サービスを利用することが挙げられる。そこで4団体の所属事業者に、地方公共団体・教育委員会が学校規模に見合った適切な広帯域の通信サービスを選択できるよう、協力することを求めている。

要請は以下から読むことができる。
https://www.mext.go.jp/content/20240828-mxt_jogai02-000035663_1.pdf

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