ATOMica 「コミュニティの力」で地域課題を解決 探究学習も支援

「頼り頼られる関係性を増やす。」ミッションに掲げ、全国でソーシャルコワーキング®︎事業を展開するATOMica。施設運営にとどまらず、コミュニティの力を活かした地域の課題解決にも貢献する。代表取締役Co-CEOの嶋田瑞生氏に、事業にかける思いや手応え、今後のビジョンを聞いた。

強みは共創の仕組みづくり
宮崎で再現性を確信し全国へ

嶋田 瑞生

嶋田 瑞生

株式会社ATOMica 代表取締役 Co-CEO
1994年仙台出身、東北大学卒業。大学在学中に起業、学生のキャリア教育と地域活性をめざすビジネス団体の立ち上げを経て、共創の面白さに気付く。新卒で株式会社ワークスアプリケーションズに入社後、創業メンバーや各地の方々との出会いがあり、2019年4月にATOMicaを創業。あらゆる願いに寄り添い、人と人を結び続けるATOMicaの思想「ソーシャルコワーキング®」を唱え、全国で共創の仕組みづくりに挑む。

──創業の地として宮崎を選んだ理由をお聞かせください。

拠点をどこに構えるべきか、共同創業メンバーとディスカッションするなかで大切にしたのは、まずはアクセスのよさでした。私たちは、人と人をつなぐ事業を志していたので、空港から街中までの距離が近いとか、他の都市からの交通条件が整っている点は欠かせないと考えました。

さらに大きなポイントとしていたのが、自治体や地元金融機関がどれだけスタートアップに対してフレンドリーか、という点です。その点、宮崎県と宮崎市はどちらもスタートアップ支援に力を入れていましたし、さらに驚いたのが、第一地銀と第二地銀である宮崎銀行と宮崎太陽銀行の両方が、自らファンドを運営していたことです。こういう県は本当に珍しい。実際、創業時には両行から…

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