途上国での見聞を次世代へ JICA 教員海外研修

国際協力機構(JICA)は、現職教員を対象に、開発途上国の国際協力の現場を視察し、その学びを授業に還元してもらうことを目的とした「教師海外研修」に40年以上取り組んでいる。開発途上国での生の体験から得られる、教員の学びとは。

教師のカルチャーショックを、生徒が世界を思う契機に変換する

高田宏仁 JICA東京 市民参加協力第一課 課長

高田宏仁
JICA東京 市民参加協力第一課 課長

JICAは、これまでの開発途上国での国際協力の経験を通じ培ってきた組織の知見を、未来の社会を担う子どもたちに役立つ形で伝え、共に感じ、考えていくことにより、日本の教育において貢献するための支援事業を行っている。その1つが、現職教員を対象とし、開発途上国の国際協力の現場を視察し、その学びを授業に還元してもらうことを目的とした「教師海外研修」だ。全国のJICA国内拠点で…

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