多様なオンライン研修を駆使して 教員の学びを止めない茨城県の取組

各都道府県にある教育研修センターは、学校教員の育成に関して重要な役割を果たしている。コロナ禍から1年、オンライン化を推し進めた茨城県教育研修センターでは、ノウハウを蓄積し、ベストミックスな研修体制を構築している。

教員の学びを止めない、コロナ禍での研修をオンライン化

猪瀬 宝裕

猪瀬 宝裕

茨城県教育研修センター所長
昭和61年3月に茨城大学卒業後、茨城県立高等学校教諭として21年間勤務。その後、茨城県教育庁生涯学習課社会教育主事や同高校教育課管理主事、教育政策室主任企画員兼主任教育政策員等を経て、茨城県立大洗高等学校校長として3年間勤務、令和2年4月に本センター所長に就任する。

茨城県笠間市にある茨城県教育研修センターは、県内の公立小中高等学校、特別支援学校の教員を対象に、教員の「校内での学び」を支援し、「自己啓発」を促しながら、「校外での学び」の施設として、茨城の教育を担う教員を育てている。

2020年4月に緊急事態宣言が発出された際は、従来の研修講座を急遽再構築。来所形式の集合研修で予定していた4、5月の初任者研修はオンデマンド型研修に移行した。公立小中高等学校等の新任教員850人は、事前に収録された研修動画等をみながら…

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