ヤフーのマインドフルネス研修導入者に聞く、メタ認知を活用した新時代の学び

変化の激しい時代の必須スキルとしてメタ認知能力が注目されるが、そのアプローチの一つとしてマインドフルネスが有効と言われる。2016年、日本で他の企業に先駆け「マインドフルネス研修」を取り入れたヤフーで、研修の導入を進めた中村悟氏に、メタ認知を活用した学びについて聞いた。

バイアスを認知し取り除くのが、VUCA 時代の生きる術

中村 悟

中村 悟

慶應義塾大学卒業後、ニフティ株式会社を経て、ヤフー株式会社へ入社。2016年以降、マインドフルネスの企業導入事例として注目され、講演やワークショップなど年100回ほど登壇し、8000名以上に届けてきた。2020年に UPDATE mindfulness を掲げて独立し、ポートフォリオキャリアの働き方で、今に至る。

自分の考えや周囲の状況を客観的・俯瞰的に認知することで自身の気づきの力を高める。その有効なアプローチとして注目されるのが「マインドフルネス」だ。近年、Google や Apple がマインドフルネスを社内研修で導入しているが、日本ではヤフーが、2016年夏にいち早くマインドフルネス研修を導入。中村氏が開発した、マインドフルネスのメソッドを取り入れたメタ認知トレーニングを、独自プログラムとして提供している。

メタ認知の「メタ」は「高次の」という意味を持ち、一段高い...

(※全文:2062文字 画像:あり)

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