キャリアデザインの課題を克服へ、キャリアプランを可視化する新たな手法

キャリアデザインでは、「自分の将来」という目に見えないものをデザインしなければならない。しかし、多くの人にとって、自分の将来を描くのは簡単ではないのが現実だ。キャリアデザインのハードルを下げる、新しい可視化手法を開発した福山大学・前田吉広氏に話を聞いた。

キャリアデザインが抱える
多くの課題

前田 吉広

前田 吉広

福山大学 大学教育センター 講師
1978年、広島県出身。筑波大学芸術専門学群を卒業後、富士写真フイルム株式会社にてデザイナーとして勤務。オーストラリアの大学院へ留学し、経営学修士号(Master of Entrepreneurship and Innovation)を取得。帰国後、東京の経営コンサルティング会社、ブランドコンサルティング会社を経て、地元・福山市に戻る。現在は大学教員として学生のキャリア支援に取り組む傍ら、ブランディングを切り口とした経営支援を行っている。ノートプロジェクト代表。国家資格キャリアコンサルタント、GCDF-Japanキャリアカウンセラー。

── 前田先生は「キャリア教育」や「可視化」に関する研究に取り組まれています。なぜ可視化をテーマにされているのですか。

私は大学で芸術系を専攻し、卒業後は企業でプロダクトデザインに携わってきました。デザイナーはソフトウェア等のツールを使って、何かしらの課題発見・解決のアプローチをモノやビジュアルで可視化し、顧客・依頼主が求める機能性や造形美、感性的価値などを実現します。

(※全文:1840文字 画像:あり)

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