経営人材育成3.0 ポテンシャルを可視化し、候補者を早期選抜せよ

日本企業において、経営人材の発掘・育成は大きな課題であり、施策の起点となるべき「人材要件」の定義や可視化の取組みも遅れている。グローバルな組織コンサルティングファームであるコーン・フェリーの増田智史氏に、日本企業に求められる取組みについて話を聞いた。

海外先進企業を調査・分析し、
経営人材育成の取組みを体系化

増田 智史

増田 智史

コーン・フェリー・ジャパン株式会社
アセスメント&サクセッション プラクティス責任者
ボンド大学大学院卒業(MBA)。大手飲料メーカー、米系非営利人事コンサルティング会社を経て2012年より現職。多数のグローバル企業における経営人材サクセッション、エグゼクティブ・アセスメント、タレントマネジメント戦略の立案・推進プロジェクトをリード。サクセッションマネジメントや経営人材育成に関する寄稿・講演の実績多数。

── 日本企業の経営人材育成に関する現状と課題について、どのように見ていますか。

コーン・フェリーは海外先進企業の取組みを調査・分析して「型」を抽出し、「人材要件」「発掘」「評価」「育成」「外部採用」という5つの観点から次世代経営人材の発掘・育成を体系化した基本フレームをまとめました(図参照)。

(※全文:1931文字 画像:あり)

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