知識・ノウハウの形式知化を通じて熟練者の技術伝承をAIで支援

製造・物流業界などでAI導入の動きが広がる中、三菱総合研究所は企業のDXを支援するサービス「匠AI」を展開。AI導入による業務効率化のみならず、AI構築プロセスにおける「熟練者の知識・ノウハウの形式知化」を通じて技術伝承を支援し、課題解決に貢献している。

大量のデータがない現場でも
熟練者の「暗黙知」を抽出

板倉 豊和

板倉 豊和

株式会社三菱総合研究所
  DX技術本部

少子高齢化の進展に伴い、熟練者の引退や人手不足が大きな課題になっている。近年、DXの重要性が叫ばれているのも「ベテランの穴埋め」という側面があり、様々な業種・業界で効率化・省力化を目的としたAI活用が進められている。しかし、こうした現状について、AIサービスの開発や導入に詳しい三菱総合研究所(以下、MRI)DX技術本部の板倉豊和氏は次のように指摘する。

(※全文:2335文字 画像:あり)

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