女子中高生向けアプリ開発コンテストの結果を発表 Waffle

IT分野のジェンダーギャップの解消を目指す、特定非営利活動法人Waffleは4月29日に女子及びジェンダーマイノリティの中高生を対象とした、社会課題解決型アプリ開発コンテスト「Technovation Girls(テクノベーション・ガールズ)」の日本リージョン公式ピッチイベントを東京(渋谷)で開催した。

Technovation Girlsは、米国のSTEM教育NPO「Technovation」が主催する、次世代の女性IT起業家の育成を目的とした、アイディア・ピッチ(プレゼン)・技術力・起業家精神の4つを競い合う10代のためのテクノロジー教育プログラム。日本国内では、世界大会とは別の独自プログラムとして、毎年ピッチイベントを行っている。

今回のピッチイベントでは、スタートアップの起業家が、アクセラレーターや投資家に対してプレゼンテーションするのと同様に、事前審査によって39チーム・219名(応募時)の中から選抜された10チームが、スポンサー企業の審査員に対して、自らの「社会を変えたい」「こんなテクノロジーをつくりたい」という思いをもとに開発したアプリとその事業計画のプレゼンテーションを行い、審査の結果、以下の5チームが企業賞を受賞した。 

今後は、今回の日本公式ピッチイベントへ参加した10チームを含めた、全39チームが10月にアメリカで開催される「World Summit(世界大会)」へチャレンジする。 

■MetLife賞(メットライフ生命保険株式会社 提供)
チーム名「Callback」
(家族と離れて暮らす生徒・学生等が家族との絆を保ち、強めるコミュニケーションアプリ) 

■Google賞(グーグル合同会社 提供)
チーム名「Re Go Round」
(昆虫好きの小学生が生物多様性の大切さを学べるアプリ「Manisect」) 

■Lenovo賞(レノボ・ジャパン合同会社 提供)
チーム名「EduPops」
(学習における興味が近い相手と出会い議論できるピア・チュータリングプラットフォーム「OutPal」) 

■日本総研賞(株式会社日本総合研究所 提供)
チーム名「Your Best Pal」
(外国につながる中学生(外国人児童生徒等)の高校進学を支援するアプリ「wellBEEing TOGETHER」) 

■Unity賞(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社 提供)
チーム名「INTER ACT」
(授業における分からないことを他の生徒や教師に共有できるアプリ「NoTeAG」)

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画像はプレスリリースから。