経産省、起業家の海外派遣プログラム「J-StarX」の参加者募集を開始

経済産業省は、グローバルに活躍するスタートアップの育成やユニコーン企業の創出に向けた取組の一環として、米国や欧州を中心としたイノベーション拠点に起業家や学生等を派遣するプログラム「J-StarX」について、参加者の本格的な募集を開始した。

スタートアップは、イノベーションや雇用の創出に貢献するだけではなく、社会課題の解決と経済発展の実現を両立する、まさに「新しい資本主義」を体現する存在だ。日本にグローバルなスタートアップ・エコシステムを構築するためには、海外のイノベーション拠点・人材とのネットワークが重要となる。経済産業省では、これまでも独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)と連携しながら、新規事業の創造を目指す起業家や学生等を米国西海岸(シリコンバレー)等の海外に派遣する事業「始動~Next Innovator~」を進めてきた。

今年度からは、「海外における起業家等育成プログラムの実施・拠点の創設事業」において、「始動」に加え、米国だけではなく、欧州、中東、アジア等に派遣する地域を拡大するほか、募集人数も拡大することで、今後5年間で1000人規模の起業人材の海外派遣を目指す。

今回、「始動」に加え、拡大したプログラムの一部を「J-StarX」と新たに命名し、6月12日より、そのうちのフランス、フィンランド、イスラエル、シンガポール・インドネシアの各コースへの参加者の募集を開始した。また、6月26日には、「J-StarX」関連コンテンツの配信を行うWebサイトを開設する予定だ。

23.6.13news1 

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Photo by Pete Linforth,Pixabay