金沢大、文科省「魅力ある地方大学の実現に資する大学の定員増」に選定

文部科学省は、令和6年度の魅力ある地方大学の実現に資する地方国立大学の定員増について、「魅力ある地方大学の実現に資する地方国立大学の定員増に関する審査会」における審査を踏まえ、申請があった2大学のうち、金沢大学を選定した。

魅力ある地方大学の実現に資する地方国立大学における定員増は、大学が地域貢献の役割や自らの存在価値を自覚し、地方公共団体、地元産業界、他の公私立大学等を巻き込んだ上で、地域のニーズを踏まえた大学の特色と強みを最大限に生かした取組を通じ、地方創生に資する魅力ある地方大学の実現のために、特例的かつ限定的に実施することとしている。

今回、選定結果を公表した令和6年度の定員増については、令和4年12月9日付けで各国立大学法人宛に公募を行い、4月14日〆切で取組構想の申請を受け付けた。各申請内容について、「魅力ある地方大学の実現に資する地方国立大学の定員増に関する審査会」において、ヒアリング審査を実施。審査の結果、金沢大学が取り組む「新たな観光価値の創出による地方創生~観光デザイン人材が活躍する“金沢モデル”」について、融合学域観光デザイン学類において、35人の増員が認められた。

230615news1金沢大学のキャンパス
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