サステナビリティ教育を実践 白馬インターナショナルスクールが開校へ

2022年9月に開校する白馬インターナショナルスクール(所在地:長野県白馬村)は、プロジェクト型学習・社会性と情動の学び・アウトドア活動を柱に、サステナビリティ教育を推進する中高一貫のインターナショナルボーディングスクールだ。初代校長には米国・ミレニアムスクールの創設者・初代校長のクリス・バーム氏が就任。代表理事である草本朋子氏と共同リーダーシップという形で、新しい学校組織の在り方を目指している。(中学校は各種学校、高校は国際バカロレアの認可ならびにインターナショナルスクールの国際認定組織CISの認定を申請予定)

白馬インターナショナルスクールの特色は、サステナビリティ教育にある。同校では、生徒たちが自然の中で遊び、体験し、学ぶことを通じて、人は自然の一部であることを体感してもらい、また、地域に出て活動し社会にインパクトを起こすことで「自分のアクションによって社会を変えることができる」という実感を持って卒業してほしいと考えている。

最初の4年間は持続可能性をテーマにしたプロジェクト型学習を通じて体験の中から学びを深め、最後の2年間は国際バカロレアの課程を通じて探究学習を深める。最初に実社会に繋がる活動に紐付けて学ぶことで、学問を習得する意義や必要性を体得し、その後のアカデミックな学びへの意欲が醸成されるという。

実社会で将来使うことを前提に幅広い知識やスキルをまず学ぶという従来の教育とは真逆のアプローチにより、生徒たちは自分の実生活の延長線上で学問や教養の必要性を納得した上で学ぶことができる。白馬という自然豊かな地の利を活かしたアウトドア活動、システム思考、心へのアプローチである「社会性と情動の学習」を取り入れた新しい学校を目指している。

22.5.9news2

一般社団法人白馬インターナショナルスクール・プレスリリースより