地方発の教育改革で先行し、「学びの山梨モデル」確立を目指す

小中高生・大学生・社会人に対して一貫した学びを提供する「学びの山梨モデル」を確立し、地域で活躍できるリーダー人材を育成する。人々のつながりを資源とし、多様な学びを地域内で広げる「知(地)のソーシャルキャピタル」の構築を目指す、山梨県立大学の杉山歩教授に話を聞いた。

県内の大学生が社会人と共に
プロジェクトに挑戦

杉山 歩

杉山 歩

山梨県立大学 学長補佐/国際政策学部 教授/地域人材養成センター センター長
1979年生まれ。山梨県鰍沢町(現・富士川町)出身。博士(理学)。地域資源からの価値創造をテーマにデータサイエンス、観光学、知識科学分野を中心に学際的な教育研究活動を行う。2019年に第一回STI for SDGsアワード文部科学大臣賞を受賞。大学間連携では山梨大学 地域人材養成センター特任教授、北陸先端科学技術大学院大学 教育連携アドバイザー、山梨学院大学 経営学部 非常勤講師も務める。

今、山梨県では「知/地のソーシャルキャピタル」の醸成を目指して、小中高校生から大学生、社会人までを含めた学びの垂直統合型人材支援体制の構築が進んでいる。それを牽引するキーパーソンの一人が、山梨県立大学の杉山歩教授だ。

山梨県立大学は、2015年度より「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」を推進。同事業では、県内の全11大学・短大と地域機関が協働し、地元就職率(定着率)の向上に取り組んだ。

(※全文:3133文字 画像:あり)

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