秋田で課題解決型インターンシップ 若手人材の成長機会を創出
秋田市のローカルクエストは、大学生と地域企業をつなぐ課題解決型インターンシップを展開。大学生が「働くこと」に前向きになれる機会を提供し、同時に企業の課題解決と若手社員の育成を支援する。地方における人材育成の新たなモデルとして、注目を集めている。
若者が前向きに働ける社会へ
内定を辞退し起業にチャレンジ

高橋 新汰
ローカルクエスト株式会社 代表取締役
1994年生まれ。山梨県甲府市出身。秋田県立大学卒。働くことをネガティブに受け止める学生が多いことへの違和感を抱き、大学3年時に参加した秋田県庁主催の起業家育成プログラムで事業のプロトタイプを開発。その後、GOB Incubation Partners株式会社の社内事業としてLocalQuestを立ち上げ、2022年10月にローカルクエスト株式会社を創業。秋田ロータリークラブ「歯車賞」受賞。秋田銀行「〈あきぎん〉ビジネスコンテスト2019-2020」特別賞。
秋田市に拠点を置くローカルクエストは、大学生と地域の中小企業をつなぐ課題解決型インターンシップを企画・運営している。「はたらくをもっと面白く。」をコンセプトに掲げ、若者が前向きに働ける社会を実現するとともに、学生と若手社員の成長の機会を創出している。
代表の高橋新汰氏は山梨県甲府市出身で、秋田県立大学に進学。機械工学科でものづくりを学んだ。「働くことが楽しみ」だった高橋氏は、就職活動で約1ヵ月間東京に滞在。しかし秋田に戻ると、周囲の学生が働くことをネガティブに捉えている現実に直面した。
「友人や後輩から『働きたくない』という声を多く聞き、…
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