ハイブリッドスクーリング 「地域×学校」で始まる新たな学び

秋田県五城目町を拠点に活動する松浦真氏が提唱する「ハイブリッドスクーリング」。学校教育と地域教育、オンライン教育を組み合わせた新しい学び方は、不登校の子どもたちだけでなく、すべての子どもの可能性を広げる取り組みとして注目を集めている。

学校外での学びも大切にする
ハイブリッドスクーリング

松浦 真

松浦 真

合同会社G-experience 代表社員
五城目町議会議員
大阪府出身。2007年にNPO法人cobonを設立し、関西を中心に「こどものまち」事業やアーティストの交流事業を展開。2016年4月に2人の子どもと共に五城目町に移住し、合同会社G-experienceを設立。2020年4月より、秋田県五城目町議会議員。

秋田県五城目町で実践されている「ハイブリッドスクーリング」は、年間30日以上、学校以外の地域やコミュニティなどで、子どもたち一人ひとりがその興味関心に応じて探究する新しい学び方だ。週5日すべて学校に通うのではなく、週の1日から5日ほどを学校外で学び、学校教育×地域教育×オンラインサポートのハイブリッドで主体的な学びを目指している。

提唱者である合同会社G-experience代表社員の松浦真氏は「ハードや仕組みとしての『学校』よりも、場所を問わず、…

(※全文:3590文字 画像:あり)

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