GMOインターネットグループ、熊谷正寿代表がグループCAIOを兼務 AI変革を陣頭指揮
GMOインターネットグループ株式会社は2026年7月13日付で、代表取締役グループ代表 会長兼社長執行役員・CEOを務める熊谷正寿氏が、新設の「グループAI変革最高責任者(グループCAIO:Chief AI Transformation Officer)」を兼務する人事を発表した。グループ全体のAI戦略、導入推進、ガバナンス、人財育成、業務変革を一元的に統括する最高責任者を明確にし、グループ代表自らが陣頭指揮を執ることで変革のスピードを引き上げる狙いがある。
同グループは、Windows95が発売された1995年からインターネット事業に参入し、約30年にわたり業界の変化の最前線に立ってきた。熊谷氏は生成AIの登場を、インターネット革命の折り返し地点で訪れた本番の幕開けと位置づける。その進化のスピードについては、日進月歩ではなく秒進分歩という言葉で表現してきた。インターネットが人の格差を縮めるツールだったのに対し、生成AIは使いこなす人と使わない人の差を広げるツールになり得るという見方も繰り返し示している。こうした危機感を背景に、同グループは全パートナー(従業員)がAIを使いこなす人財となることを目標に掲げ、グループを挙げたAIシフトを推進してきた。
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グループCAIOの新設は、こうした取り組みを一段と前進させ、グループ横断でのAI戦略とガバナンス、人財育成、業務変革を一体的に進めるための布石となる。熊谷氏は今回の兼務について、2027年11月を目標とするハイパーオートメーショングループ化に向け、自身が最前線に立ってAI活用を推進・実行し、率先垂範することが組織全体の変革につながると述べた。熊谷氏自身もClaude Codeを使ったバイブコーディングを実践しており、自身の課題を解決するためのアプリを開発し、日々更新を続けているという。
熊谷氏はさらに、コーディングはすでに人間だけの仕事ではなくAIの仕事になったと指摘し、この認識のもとでエンジニアを含む組織体制や業務のあり方を見直し、AIを前提とした組織へ変革する方針を示した。パートナー全員が自らの課題をバイブコーディングで解決し、トークンマネジメントによって生産性を最大化する姿こそ、同グループが目指すハイパーオートメーショングループの姿だという。
同グループはこれまでも、AIリスキリング施策「虎の穴」をはじめとする人財育成策を進めてきた。2025年5月には、一人当たり平均で月1万円、年間10億円規模でAI活用を支援する「GMO AIブースト支援金」を創設し、2026年2月にはClaudeの急速な進化に対応する「GMO AIブースト支援金 for Claude」として11.5億円を追加投資している。2026年1月からは、全パートナーが集中してAIに取り組む日として「GMO AI Day」も制定した。
同グループは今回のグループCAIO新設を通じ、グループ全体のAI戦略とガバナンスをさらに強化し、全パートナーの生産性向上と新たな価値創造を加速させる考えだ。生成AIからフィジカルAIへと広がる大変革期において、トップ自らが変革を牽引する体制のもと、「AIとロボティクスで未来を創るNo.1企業グループ」の実現を掲げている。あわせて、2027年11月30日までにAIエージェントをフル活用する「日本で最もハイパーオートメーション化された企業グループ」を目指すとしている。