山形県教育長 ウェルビーイングを目指し、多様性あふれる山形を担う人づくり
山形県では、多様性あふれる持続可能な社会を担う人づくりを目指し、探究学習や高校の魅力化、ICT教育や学校における働き方改革、多様な学びの機会の充実、学校と地域や企業との連携などに力を注ぐ。山形県の教育行政の重点施策について、県教育長の須貝英彦氏に話を聞いた。
あるべき教育の実現に向けて
県民みんなでチャレンジ
須貝 英彦
山形県教育委員会 教育長
東北大卒。1986年、山形県立高校教諭。県教委高校改革推進室長、教育次長、県立山形東高校校長を経て、2025年4月から山形県教育委員会教育長に就任。
──山形県の教育行政が目指す方向性について、どのように描かれていますか。
本県では、教育基本法に基づく「山形県教育振興計画」を10年ごとに策定しており、今年度から第7次計画がスタートしました。今次計画の目標は「ウェルビーイングを目指し、多様性あふれる持続可能な社会の実現を担う人づくり」です。
ウェルビーイングは、個人の幸せはもとより、多様な個性が集まった社会全体が将来にわたって良い状態にあることを意味し、教育の究極的な目的であると言えます。その実現のために、3つの方針、8つのアクション、19の施策に取り組むこととしています。
今回特に、…
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