社員の「世界一周」を支援 グローバルへの視野を広げる機会に
山形県天童市に本社を置く山本製作所は、社員を対象に「世界一周支援制度」を実施。国際的な視野を広げ、ものづくり企業で働く社員として感性を磨く機会を提供している。同社はビジョンとして「つくる力で世の中をワクワクさせる」を掲げ、それを実現する人材育成に力を注いでいる。
世界を肌で感じ、
感性を磨く経験を積む
鈴木 真一
株式会社山本製作所 取締役 経理管理部部長
正成 隼人
株式会社山本製作所 経営企画部 広報グループ グループリーダー
山本製作所の前身となる「山本商会」は、1918年に山形県天童町(現・天童市)で創業した。以降、蚕糸用桑切機や脱穀機などを手がけ、米選機、藁切機などの開発や製造販売で農機具メーカーとしての地位を確立。1944年には、山本製作所に改称した。現在は穀物乾燥機などの農業関連機器や精米加工関連機器、プラスチック材質判別装置や木質ペレットストーブなどの環境関連機器を製造・販売する事業を展開している。
2013年には、社員の世界一周を支援する「世界一周支援制度」を開始。2020~2023年にはコロナ禍で一旦中止したが、2024年に再開し、これまで9人の社員がこれを活用して世界一周を経験した。
「当社の取引先は東南アジアやインド、南米を中心に、世界のさまざまな地域に広がっています。社員に『世界を肌で感じ、…
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