新たな挑戦インフラを提供し、地方で「ゼロイチ」の創出を支える
ローカル・インキュベートは、山形県を拠点に起業支援を展開。大学在学中に起業した末永玲於氏は、「地方でゼロイチ」をテーマに、誰もが挑戦できる環境づくりを進めている。地域での拠点づくりや伴走支援、そして「ニューローカル」実現への展望について、末永氏に話を聞いた。
「地方でゼロイチ」をテーマに
大学在学中に起業
末永 玲於
株式会社ローカル・インキュベート 代表取締役社長
富山県出身。慶應義塾大学への進学を機に上京。2019年より、山形県村山市を中心に「関係人口創出」事業に携わり、その縁がきっかけで2020年10月に村山市に移住。慶應義塾大学経済学部在学中の2021年3月、株式会社ローカル・インキュベートを設立。2023年9月~2025年3月、第7次山形県教育振興計画検討委員会 委員を務める。
ローカル・インキュベートの代表、末永玲於氏は「地方でゼロイチ」をテーマに、山形県において様々な事業を展開している。地域の人たちのために“挑戦インフラ”を提供し、新しい事業や文化を生み出すことを目指している。
富山県出身の末永氏が山形県での活動を始めたのは、偶然の積み重ねだった。高校時代から起業への憧れと地方への関心を抱いていた末永氏だが、当初は明確なビジョンがあったわけではなかった。
慶應義塾大学に進学して1年次の時、東京ビッグサイトのイベントでアルバイトをしていた際、たまたま山形県村山市の職員と出会った。「面白い人たちだったので軽い気持ちで遊びに行ったら、…
(※全文:3433文字 画像:あり)
全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。