厚労省R7年度概算要求 リスキリング、ジョブ型人事導入、労働移動円滑化に1695億円
厚生労働省は8月30日、2025年度予算の概算要求を発表した。一般会計で34兆2,763億円。対前年度4,574億円、1.4%の増となった。
リスキリングによる能力向上支援、個々の企業の実態に応じたジョブ型人事の導入、成長分野への労働移動の円滑化に1,695億円を要求した。
リスキリングについては、
・教育訓練休暇給付金の創設や相談支援事業の拡充を通じた、経済社会の変化に対応した労働者個々人の学び(直し)の支援
・多様な業種における団体等検定制度の活用促進を通じたスキルの階層化、標準化
・公的職業訓練を通じたデジタル人材の育成
・デジタル人材育成のための「実践の場」を開拓するモデル事業の推進
・事業主が労働者に職業訓練を実施した場合に支給される賃金助成の拡充を通じた、企業における人材育成の推進
を行うとしている。
ジョブ型人事については、職務給等に関するヒアリング調査とそれにもとづく支援ツール作成を、労働移動の円滑化については、
・「job tag」や「しょくばらぼ」の充実および活用促進
・リスキリング関連の各種情報を可視化するプラットフォームの整備および活用促進
・成長分野や、一定の技能を必要とする未経験分野への就職を希望する就職困難者を雇い入れる事業主への支援
・副業・兼業を希望する中高年齢者および企業の情報を蓄積し、マッチングを行う情報提供モデル事業の拡充
を行うとしている。
詳細は以下から見ることができる。
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/25syokan/dl/01-01.pdf
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