「プロジェクトマネジメント」と「人間工学」の知見がDXを支える
日本がDXで後れをとっている背景には、技術的な要因だけでなく、「人と組織」の問題も大きく影響している。DXにより新たなビジネスモデルを創出するためには、どのような人材育成が求められるのか。千葉工業大学 社会システム科学部の鴻巣努教授に話を聞いた。
プロジェクトマネジメントが
DXを推進するためには不可欠

鴻巣 努
千葉工業大学 社会システム科学部 学部長
1971年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程、後期博士課程修了。2015年4月より千葉工業大学社会システム科学部教授、2023年4月より同大学院マネジメント工学専攻 専攻長。慶應義塾大学商学部非常勤講師、ベトナム貿易大学客員教授。日本人間工学会理事、プロジェクトマネジメント学会理事などを歴任。
── 日本企業におけるDXの課題について、どのように見ていますか。
DXにおいて真に達成すべきなのは、アナログをデジタルに置き換えることではなく、デジタル技術を導入して新たなビジネスモデルを創出し、社会変革へとつなげることです。しかし多くの日本企業によるDXは、そこまでは至っていないのが現状です。
(※全文:1843文字 画像:あり)
全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。