現場ごとのDX推進に必要なビジネスアーキテクトの育成を
日本社会でDX推進とリスキリングが注目されて久しい。個人が自主的に行う学び直しに留まらず、社内DXを推進し、業務変革を促すためのリスキリングが急がれている。パーソルイノベーションの柿内秀賢氏にDXやリスキリングを推進する上での企業の課題など話を聞いた。
進む生成AI導入
DXを阻む日本企業の課題とは

柿内 秀賢
パーソルイノベーション株式会社
Reskilling Camp Company 代表
パーソルイノベーションにてラーニング関連事業の事業開発責任者として法人向けリスキリング支援サービス『Reskilling Camp』を企画/立ち上げを経て現在に至る。自身も人材紹介事業の営業部長から、オープンイノベーション推進部立ち上げや DX プロジェクトの企画推進、新規事業開発を担う過程にてリスキリングを体験。主な著書に『リスキリングが最強チームをつくる』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。
── 日本企業のデジタル活用の現状をお聞かせください。
我々の生成AIの業務活用状況に関する独自調査では「公式環境が用意されている」回答者を対象にした場合、89.4%が「業務で活用している」と回答しており、企業で生成AIの環境が用意されていれば、多くの職場で実際に業務での活用が進んでいる印象です。職種別の内訳を見ると、ビジネス・BIZ(企画・営業・マーケティング)が40.3%、バックオフィス(財務経理・管理部門)が28.4%、技術・研究が27.1%と、多様な部門で活用されています。
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