社会の変容に応じた、学校・民間教育の垣根を超えた公教育
少子化や教育サービスの多様化が進むなか、将来を生き抜く子ども達の幸せとは何か。あらゆる垣根やしがらみを脱した未来社会の教育の姿を探る。
変容する社会における、子どもの幸せと教育
安藤大作(あんどう・だいさく)
学習塾は、経営自己責任のもとで自由に教育表現をしてきました。もちろん社会に支持されるかどうかがその生命線になります。社会とは保護者であり、児童生徒本人でもあります。
保護者がわが子に寄せる思い、それは「将来を生き抜くわが子の幸せ」です。
つまりは「幸せ」です。では何が「将来の幸せ」に繋がるのか?
この問いに関する社会共通の答えがなくなってきたのが今の時代です。したがって塾が提供する教育のサービスも多種多様になってきました。もちろん自由な教育表現ですから、学校以上にダイナミックな教育表現が世の中に出てきているわけです。
かつて人口増加時代の社会は、市場が拡大する一方でした。その巨大化していく需要に応えるために…
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