久喜市立図書館、AI蔵書検索システムを試験的に導入
京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)は5月8日、埼玉県久喜市立図書館およびその指定管理者である株式会社図書館流通センターと連携して、生成AIを活用した蔵書検索システムの実証実験を今月下旬から実施することを発表した。
久喜市立図書館はKCCSが提供する公共図書館システム「ELCIELO」を5月より利用している。実証実験ではこの「ELCIELO」に、生成AIを組み込んだ蔵書検索システムを連携させる。
相談にもとづき関連書籍を提案する「読書サポートAI」(仮)機能と、一人ひとりの読書傾向にもとづき書籍を推薦する「レコメンド」機能を通じ、図書館利用者が職員の助けを借りることなく読みたい本に辿り着けるようにし、利用者の利便性向上や職員の業務軽減を図る。
実証実験は、まず図書館職員を対象に行い、その結果を踏まえて機能を改善した上で、夏ごろから図書館利用者を対象に行う予定。来年3月まで実施するとしている。
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