サッカーの名門・米子北高校 人間教育を重視した部活動

スポーツ教育の取り組みが盛んな鳥取県では、運動部の強豪校が多い。全国高校サッカー選手権大会に11年連続で出場する米子北高等学校もその一つ。部活動の指導法や同校の教育方針について聞いた。

教育目標は4つの行動 生きる力・学びに向かう力を育む

吉川 隆司

吉川 隆司

学校法人翔英学園 米子北高等学校 校長
1960年生まれ。1983年大阪教育大学教育学部卒業後、高校数学の教員として高等学校に勤務、1987年より米子北高に着任。主に担任と進路指導に全力を注ぎ、2009年より教頭、副校長を経て2019年から校長に就任し現在に至る。

学校法人翔英学園の運営する私立高校として1958年に開校してから62年、2万人以上の卒業生を輩出してきた米子北高等学校。基本的な生活習慣の育成をとおして、人格陶冶をはかり、地域に貢献できる人材を養成することを建学の精神とする。その中で、教育方針につながる校訓として、真理探究:自ら学び自ら考える力の育成、勤労愛好:望ましい勤労観・職業観の育成、友愛互助:人間力の育成の3つを掲げる。

県内の高校は26校、うち私立校は9校と数少ない中で、同校は…

(※全文:2129文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。