誰もが成長し活躍できる「スキルベース組織」を目指す

「なぜ採用が上手くいかないのか」「なぜ優秀な人材を活かせないのか」と悩む企業は少なくない。本稿では、その処方箋として「スキルベース組織」という新しいマネジメント手法を紹介したい。

「人がいない」のではなく
「自ら狭めている」

小出 翔

小出 翔

株式会社GrowNexus 代表取締役
元デロイト トーマツ コンサルティングにて14年間従事。現在、GrowNexus代表として大手企業におけるDXや人材戦略・人材マネジメント策定、組織風土変革等の支援を行う。著書『誰もが成長し活躍する会社のしくみ 「スキルベース組織」という新しい人材マネジメントの実践法』(プレジデント社)。

企業が人材不足に悩む実態を紐解いてみると、「自社で活躍しうる人材の範囲を自ら極端に狭く設定している」ケースが非常に多く見受けられます。

自社の求人票を見直してみてください。「大卒以上」「同業界での経験3年以上」「マネジメント経験」「ブランクなし」といった条件が並んでいないでしょうか。 これらは応募者が殺到した時代に、効率よくふるい分けるためのフィルターでした。

しかし、これらの条件は過去の所属や期間を示すにすぎず、「目の前の仕事で、明日から成果を出せるか」を直接証明するものではありません。

米国のNPO法人Opportunity@Workは、大卒資格がなくても実践的スキルを得た人材を「STARs」と呼び、彼らを見落とす機会損失に警鐘を鳴らしています。「仕事ができるなら、その仕事に就けるべきだ」というスキルベース採用の根幹となる考え方です。

(※全文:2211文字 画像:あり)

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