コクヨ 新卒採用に「AI面接官」導入、公平性と個の可能性を重視

株式会社VARIETAS(バリエタス)は、コクヨ株式会社が新卒採用において、VARIETASが開発・提供する「AI面接官」を導入したことを発表した。コクヨは創業120周年を迎えるにあたり、初のコーポレートメッセージ「好奇心を人生に」を制定し、ロゴやコーポレートアイデンティティを刷新した。このメッセージには、「働く」「学ぶ」「暮らす」のあらゆる領域で、人の好奇心を刺激し、創造性を解き放つという想いが込められている。

株式会社VARIETAS・プレスリリースより

他方、企業理念として掲げる「be Unique.」は、社員一人ひとりが自らの個性を発揮し、新しい価値を創造する文化の象徴として、これまでと変わらずコクヨの根幹にある。今回のAI面接官導入は、「be Unique.」の理念と「好奇心を人生に」のメッセージが共に息づくブランド思想を、採用の入り口から体現する取り組みとして位置づけられているという。

VARIETASの「AI面接官」は、候補者と採用担当者の可能性を引き出す公平性の高い採用プロセスを実現し、「書類読み取りから一次面接を担当」「多角的な評価でポテンシャルを可視化」「データドリブン採用の実現」などの特徴を備え、多数の大手企業で導入されている。

コクヨにおける「AI面接官」導入は、同社が重視する「多様性の尊重」と「人材を通じた持続的成長」を採用の入り口から実現し、社会に対して新しい価値を生み出すことを目指すものだ。導入後の受検者アンケートでは、満足度平均4.2/5.0点という高い評価が得られ、「話しやすさ」「自然な対話」「公平な評価」などが特に支持を集めたとしている。