社会人の半数近くがAI学習への投資に高い意欲 民間調査
社会人向けオンラインAI教育サービス「デジハク」を運営するUNIT BASE株式会社は、就業者×学習前向き層を対象に「AI利用実態調査2025」(n=500)を実施した。直近30日で週2回以上の生成AI利用が45.8%(毎日23.2%)に達し、「AIがないと不便」31.6%など、生成AIの利用が“定着フェーズ”に入った実態が明らかになった。
UNIT BASE株式会社・プレスリリースより
活用シーンとしては、「下書き・要約・リサーチ」「資料化(提案・報告の初稿/構成)」「効率化・自動化」の3つが多い結果となった。「初稿を早く→仕上げを磨く」という型が普及し、個人発信(動画・SNSの初案生成)にも広がりが見られるという。
また、直近30日のAI活用による時短中央値は3時間/月。毎日・週数回の群では11~20時間の帯が相対的に厚く、初稿の自動化×作業の短縮が余白創出を押し上げ、時短の実感が生まれていると見られる。
さらにAI学習に1円以上投資する意欲のある人が46.8%にのぼり、30万円以上は13.2%となった。AI学習への投資意欲は高さが裏付けられる結果となった。
今回の調査では、生成AIの利用が「試行」から「習慣」へ移り、定着フェーズに入ったことが確認された。UNIT BASEでは、今後は「使う/使わない」よりも、業務に落とし込む“型”の有無が、生産性の差につながると指摘している。