組織コミットメント向上のための、キャリア自律調査サービス提供開始

ライフワークスは11月26日、筑波大学働く人への心理支援開発研究センターの学術指導のもと、キャリア自律の度合いと組織コミットメントの関係性を明らかにし、研究結果をもとにしたサービス「キャリア自律調査」を提供開始することを発表した。

企業の事業継続や成長のために、経済・社会の急激な変化に自律的に対応できる人材の育成が求められている。同社が10月に実施したアンケートでは、従業員のキャリア自律について人事部門は約89%が、経営層は約73%が「重要性を感じている」という回答結果があり、人事部門や経営層がキャリア自律の重要性を感じていることが明らかになった。

一方、筑波大学働く人への心理支援開発研究センターの調査では、従業員のキャリア自律には、キャリア自律支援施策の実施の有無や、前向きな態度の奨励、ロールモデルの存在が重要であることがわかった。さらに、キャリア自律促進が、働きがいや充実感・将来の展望・職場での居場所感に繋がり、それにより会社に貢献しようとする組織コミットメントが高まることも明らかになった。

同社の提供するキャリア自律調査サービスは、キャリア自律と、(1)仕事の充実感、(2)キャリアの展望、(3)職場での居場所感、(4)組織コミットメントとの関係を見ることができる。さらに、キャリア自律自体を左右する、個人的要因・環境的要因・阻害要因の状況を明らかにし、個人のキャリア自律と、組織へのコミットメントの度合いを向上させるにあたってのボトルネックを特定できる。

20.11.27news3