ChatGPTを活用した「就活AI」、月間利用回数が1万回を突破

企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイックは、自社が開発したChatGPTを活用したAIによる自己PR&志望動機の作成・添削サービス「就活AI」の月間利用回数が1万回を突破したことを発表した。

今年5月にジェイックがリリースした「就活AI」は、就職活動を行う人たちのタイムパフォーマンス向上を目的に開発された。入力されたキーワードやエピソードに応じて、AIが自己PR・志望動機のたたき台を数十秒で作成、また自分で作った自己PRや志望動機の添削や、面接のアドバイスも生成するツールだ。利用は24時間365日無料、会員登録も不要で利用することができ、就活生や転職者が使いたいときにすぐに使えることが特徴であるという。ジェイックが別途提供している面接練習AIや自己分析サービスとも連携しており、AIを活用して効率よく就職・転職活動を進めることができるとしている。

月間利用回数の属性別内訳を見ると、学生36%、第二新卒13%、既卒/フリーター14%、社会人37%という結果になった。学生以外の利用が約6割となり、新卒の就職活動を行う学生だけでなく、転職活動等を行う社会人も幅広く利用している。利用された機能の内訳は、1位「志望動機作成」(42%)、2位「自己PR作成」(26%)、3位「志望動機添削」(19%)、4位「自己PR添削」13%となった。上位となった志望動機、自己PRの作成は、経験のない学生層や既卒層、経験はあるが異業種・職種転職が多い第二新卒層、即戦力ニーズとなるキャリア層などの属性によって内容や作り方が変わるため、就職活動のプロセスの中でも特に時間がかかる作業だ。

ジェイックは今後、既に提供している面接練習AI「steach」と組み合わせて、スマートフォンを使って模擬面接を実施して、声や表情、身振り手振りといった非言語情報に加え、模擬面接で話した内容そのものへのフィードバックも得られるようにする計画だ。

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株式会社ジェイック・プレスリリースより