子どもたちに「世界に出会う」経験を 幼児教育都市・福島を目指す

郡山市で「子どもたちが世界中の人に出会う」をコンセプトにしたオンライン教育プログラム『ミーツ・ザ・ワールド』が広がりつつある。起業して企画・運営を担うAlgoroman(アルゴロマン)代表取締役の沖野昇平氏に、プログラムの狙いやこれまでの手応え、今後のビジョンを聞いた。

子どもたちの世界を広げたい
SDGsの教育目標にも貢献

沖野 昇平

沖野 昇平

公認心理師/株式会社Algoroman 代表取締役
1993年生まれ、神奈川県相模原市出身。東京大学を卒業、東京大学大学院を修了。2017年、大学院在学中に株式会社Algoromanを設立。公認心理師資格を取得。2021年、福島県郡山市が主催する「こおりやまSDGsアクセラレータープログラム」の第1期生に採択。

『ミーツ・ザ・ワールド』は主に保育園・幼稚園・こども園などの幼児施設を対象としたオンライン教育プログラムだ。子どもたちが世界中の異なる国や文化を背景に持った人と「友だち」になり、コミュニケーションを楽しむ機会を提供する。

大学と大学院で乳幼児の発達支援や心理学などを学び、「公認心理師」の国家資格も持つAlgoroman代表、沖野昇平氏が子どもの発達に関して特に懸念するのが、生育環境があまりに限定的なことだ。「一般に4歳頃から子どもの世界はグンと広がると言われています。でも現実には、家族や保育園・幼稚園の人間関係に限定されていることも多い。幼児期にもっと多様な人と接することで、…

(※全文:2070文字 画像:あり)

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