「ジョブ・クラフティング」は経験学習を促進する
近年、「ジョブ・クラフティング」が注目されている。それは「自分」起点の仕事への働きかけを意味し、経験学習を促進する。ジョブ・クラフティングを実践するために大切なこと、組織として求められる取組みについて、東京都立大学大学院・高尾義明教授に話を聞いた。
自ら主体的に仕事に変化を加え、
働きがいを高める
高尾 義明
── 近年、人事領域において「ジョブ・クラフティング」という考え方が注目されています。
ジョブ・クラフティングとは、働く人一人ひとりが主体的に仕事やそこでの人間関係に小さな変化を加え、それを通じて仕事の「手触り感」を高めるプロセスです。私は一田憲子さんの書籍の言葉を借りて、「仕事の中に『自分』をひと匙入れること」と表現しています。そのひと匙は他の人には気づかれない小さなことであったとしても、仕事で自分の持ち味を活かし、働きがいを高めることができれば、それはとても意味があることです。
(※全文:2107文字 画像:あり)
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