イノベーション創出を促進する「組織学習」とは何か

組織学習とイノベーション創出の関係とは、どういったものか。また、イノベーション創出のためには、どのような組織設計や組織マネジメントが重要になるのか。長年にわたり日本企業のイノベーション創出について研究する、武蔵大学の山﨑秀雄教授に話を聞いた。

「新たな可能性」や「機会」を
「感知」できる能力が求められる

山﨑 秀雄

山﨑 秀雄

武蔵大学 経済学部経営学科 教授
1992年、慶應義塾大学商学部を卒業。1994年、同大学大学院 商学研究科修士課程を修了。2003年、同大学大学院 商学研究科後期博士課程 単位取得退学。2006年、博士(商学)(慶應義塾大学)取得。2010年より1年間、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校アンダーソンスクールにて客員研究員。株式会社富士総合研究所 主事研究員、和光大学 経済経営学部 教授等を経て現職。専門はイノベーション・マネジメント。

── イノベーション創出を促進する要因について、どのように見ていますか。

イノベーションとは異質なものの新たな組み合わせのことであり、それによって顧客が得られる価値や満足がこれまでよりも高まることです(図表1)。シュンペーターは「新たな可能性にいち早く気づき、 既存の枠組みを破壊(創造的破壊)する企業家」がイノベーションの担い手であるとしました。また、ドラッカーは「イノベーションのための機会」として、「予期せざるもの」「調和せざるもの」「認識の変化」等の7つの機会を挙げています。

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