サッポロHD、「全社員DX人財化」を目指しプログラムを開始

サッポロホールディングスは、グループのDX方針を推進するための「全社員DX人財化」を目指すDX・IT人財育成プログラムを今年もスタートさせた。 同プログラムは昨年始動した人財育成プログラムで、研修ステップを「全社員ステップ」「サポーターステップ」「リーダーステップ」の3段階に分けて構成しており、今年の「全社員ステップ」では、関連会社の社員等も含め、受講対象者を昨年比1.5倍の約6,000名に拡大した。「リーダーステップ」では、昨年と合わせてDX・IT基幹人財200名の育成を目指す。

「全社員ステップ」(2023年2~3月)では、DX・ITの基礎的知見を備えた人財を育成し、「サポーターステップ」(2023年4~6月予定)では、公募による選定を経て、DX・IT案件を推進または支援する素養を備えた人財を育成する。

さらに「リーダーステップ」(2023年7~12月予定)では、アセスメントを経て、DX・IT案件を推進できる人財を育成。外部機関の教育プログラムを活用した基礎研修と「DXビジネスデザイナー」「DXテクニカルプランナー」「ITテクニカルプランナー」の3つの専門研修に分かれ受講する。

各ステップの研修内容は、昨年も協業した株式会社エクサウィザーズおよび株式会社インソースに加え、本年はトレノケート株式会社、株式会社キカガク、株式会社SIGNATEの教育プログラムを新たに導入し、バージョンアップを行った。同業他社のDX最新事例を学ぶ機会や、実際に手を動かしてデータ分析・アプリ構築等を習得できる機会を拡充することで、研修後の現場DX推進の効率化を促す。

サッポログループでは2023年より「中期経営計画(2023~26)」をスタートさせ、事業戦略・財務戦略・サステナビリティを支える経営基盤として「DX」を重点活動の1つに位置付けている。顧客と企業の価値最大化を目指し、「全社員DX人財化」への取り組みを引き続き推進していく。

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DX・IT人財育成プログラムの全体像(サッポロホールディングス・プレスリリースより)