社会人から学校現場へ 小学校教員資格認定試験の大幅見直し

新学習指導要領では、「社会に開かれた教育課程」として、教育課程の実施にあたって、学校教育を学校内に閉じずに社会との連携した実現が求められている。この指導体制の整備には社会人から教師への参画が重要だ。

社会人から教師への門戸を拡大、小学校教員資格認定試験を緩和」

丹羽雅也

丹羽雅也

文部科学省 総合教育政策局 教育人材政策課 教員免許企画室 専門官

社会が複雑かつ多様化する中、社会人が専門的な知識や経験を教育等で活かすことが求められている。

文部科学省では1973年、小学校教員資格認定試験制度(以下「認定試験制度」)を導入。認定試験制度は、社会人等の教員免許状未取得者や、他の学校種の教員免許状を有する者が活動の場を広げようとする場合に、小学校教諭二種免許状取得の道を開く仕組みであるが、制度開始当初は、6000人だった受験者数も…

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