電通マンから大学教員に 実務家教員を目指す、すべての人へ

20年の電通での経験を活かし、実務家教員として大学教員へ転身。4月には、『企業人から大学教員になりたいあなたへ』と題した著書を発刊した横山陽二氏。電通マンから大学教員への道のりや、実務家教員の役割・意義について聞いた。

実務家教員の強み

──電通に勤めながら大学教員に興味を持たれたきっかけを教えてください。

横山陽二

横山陽二

東海学園大学経営学部客員教授、
京都造形芸術大学情報デザイン学科客員教授
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、株式会社電通入社。2012年同社を退社、名古屋外国語大学現代国際学部准教授に就任。2020年3月名古屋外国語大学を退職し、2020年4月より現職。主な著書に『企業人から大学教員になりたいあなたへ』(ゆいぽおと)、『地域プロデュース入門 元気な地域はこうして創る』(中日新聞社)など。

2005年、たまたま縁があり、名古屋外国語大学に開講される「現代広告論」という科目を「教えてもらえないか」と声をかけられたのが、きっかけです。

お願いされてやった時は、あまりにも大変で1日でやめようと思いました。

3日間を終えて、グッタリしながら学生のアンケートを見たら、「こんな面白い授業はじめてです」という感想がドッサリ。疲れが一気に吹き飛んで、断る準備でいたのですが、「これは、来年もやるか」と。

そうして3年間講義を続けているうちに、大学から客員教授への打診があり、電通に勤めながら、2008年から客員教授として一歩踏み込んだ形で大学教員をすることになりました…

(※全文:5152文字 画像:あり)

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