ウガンダで気づいた教育の魅力 多様な経験を活かして信頼関係を築く

田川市立大藪小学校で教員として働く橋本礼生氏は、高校を中退して海外放浪、大検で大学卒業後、コンサルティング会社に勤務、青年海外協力隊としてウガンダ滞在など異色のキャリアを歩んできた。その経験をフルに活かして、学校現場でも存在感を発揮している。

──橋本先生は田川市立大藪小学校(福岡県)に赴任されて5年目ということですが、それまでのキャリアがかなりユニークですよね。教員に就くまでの歩みを振り返っていただけますか?

橋本 礼生

橋本 礼生

田川市立大藪小学校講師
民間企業で、製造業を対象に生産管理、製造原価、管理会計、経営計画の策定などのコンサルティングに従事。その後、JICA の2年間の長期ボランティア派遣事業、青年海外協力隊に参加して、アフリカのウガンダにある中高一貫校で ICT教員としての勤務などを経て、認定 NPO 法人 Teach For Japan の第4期フェローとして同校に赴任。

若い頃は元気が良すぎたので(笑)、高校3年生の時に留年して、それが嫌で中退して、バックパッカーになりました。1年近く、インド中心にアジアを巡っていましたね。

その後、日本に戻ってから、若気の至りで手痛い経験をして、勉強しないと不利益を被る社会だと痛感したんです。それから、ちゃんと法律の勉強をしようと思って、大検を取って、神奈川大学の法学部に入りました。

裁判官になろうと思って司法試験を2度受けましたけど、非常に難関だったこともあり、諦めて就職しました…

(※全文:3620文字 画像:あり)

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