学校の集金業務をオンラインで行えるサービスが登場

教育領域のキャッシュレス化を手掛ける株式会社MEME(ミーム)は4月22日、公立小中学校向けにデジタル集金サービス「スクペイ」の提供を開始した。

学校はキャッシュレス化が進んでいない領域の1つであり、学用品などの集金の際、教師は保護者への銀行口座の登録依頼や登録用紙の回収、入金データの確認といった煩雑な作業に追われることになる。保護者も口座開設や入送金のために銀行に足を運ぶ羽目になる。

このような双方の負担を、集金業務をデジタル化することで軽減するのが「スクペイ」だ。学校は「スクペイ」を通じて請求書を発行。その請求書を、保護者はスマホやパソコンで受け取ると、普段使用している銀行口座からオンラインで支払うことができる。集金に伴うすべての作業が、銀行窓口に通うことなく、スマホやパソコン上で完結する。

銀行口座からの即時決済のため、クレジットカード決済やQRコード決済と違って手数料も生じない。また支払い期日を設ければ、期日が迫ったり過ぎたりした場合、自動的にお知らせが届くため、催促に伴う精神的な負担も軽減することができる。

帳簿管理機能もあるため、集金後の残高管理も可能。属人的となっていた作業の標準化にもつながるとしている。