オンライン授業 3つのポイントと組織としてのサポート体制
一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻は、2017年から同期型のオンライン授業を導入。専攻長・教授の一條和生氏は、インフラ整備、IT 専門のティーチング・アシスタントの配置、詳細なティーチングプランの作成の3つをオンライン授業のポイントに挙げる。
全授業のオンライン化で、高度経営人材を育成
一條 和生
MBA 教育といえばケースメソッドなどのインタラクティブな講義に特色があるが、そうした実践的な授業をオンラインでも展開しているのが一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻(以下、一橋ICS)だ。
一橋ICS ではすべての授業が英語で行われ、9月開始の学年歴を採用するなど、世界のトップビジネススクールに匹敵するハイレベルなプログラムを提供している。2017年、パートタイム1年制の上級管理職向け経営学修士過程(EMBA)の新設を機に、従来の対面授業に加え、同期型(同時双方向)のオンライン授業を導入した。
オンライン化は単に短期間で効率よく学位を取得することを目的としているわけではない。一橋ICS 専攻長の一條和生教授は「デジタル時代には、現地での対面取引だけでなく…
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