オンラインと対面のハイブリッドで、真の多言語グローバル人材を養成
オンラインで瞬時に世界中とつながり、英語が話せることも一般的になってきた今、グローバルな視点で物事を考えられることはあらゆる人にとって必要な教養になりつつある。先の読めない時代を生き抜くことができる「グローバル人材」とはどのような人なのか。東京外国語大学の林学長に話を聞いた。
これからの時代に必要な、真のグローバル人材とは
林 佳世子
1873年建学の官立東京外国語学校をルーツとする東京外国語大学。80近い言語と、世界諸地域の文化・社会について研究・教育を行う同大学は、長年にわたり異文化間の相互理解に寄与し、日本と世界諸地域を結ぶ人材を養成してきた。
グローバル人材の育成といえば英語圏への留学経験を主たる内容とする大学が多い中、同大学ではそれに留まらず「多文化共生」への寄与も掲げている。
林佳世子学長は、「世界には実に多様な言語・文化・社会が存在し、そこには様々な差異があります。一方、ボーダレス化が進んだことで、国内にいても…
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