持ち帰り前提のセキュリティ対策と、高度なオンライン授業環境を提供[AD]

シスコシステムズは、教育の高度化と多様化をもたらすクラウド型セキュリティサービスと、オンライン授業のためのコミュニケーションサービスやコミュニティプログラムを提供。『After GIGA スクール』を見据えた教育現場の ICT 利活用教育の推進を支援する。

林山耕寿

林山耕寿

シスコシステムズ 公共事業 事業推進本部 ビジネスディベロップメントマネージャー

GIGA スクール構想の推進によって、教育の情報化は、ICT 機器を学校で活用するための土台づくりから、その土台をいかに利活用するかというフェーズに入った。

そこで新たな課題として浮上しているのがセキュリティ対策だ。世界的なネットワークベンダーであるシスコシステムズの林山耕寿氏は「教育の ICT 利活用は、ICT とコンテンツ(セキュリティ対策やオンライン授業の仕組み)の両輪で検討することが重要です」と述べた上で、セキュリティ対策は従来型からの発想の転換が必要だと指摘する。

「これまでは学校の中からインターネットに接続する際のセキュリティ対策に重きが置かれていましたが、今後は持ち帰り学習の機会が増え、児童生徒の端末からの情報漏洩リスクだけでなく、サイバー攻撃の踏み台になるリスクも高まるので、学校の外でのセキュリティ対策も重要です。また、日常的に授業で ICT を活用することになるため、1人1台環境でも通信パフォーマンスに影響を及ぼさないセキュリティ対策のあり方も、同時に検討することが求められます」

生徒児童の居場所を問わず、安心・安心な接続環境を

学校におけるセキュリティ対策の課題は大きく3つある。1つは、センター集約型構成の課題だ。従来、各学校のインターネット通信はデータセンターにあるプロキシを経由する一極集中型のフィルタリングを実施してきた。しかし、1人1台端末によって大量の通信がデータセンターに集中し、プロキシが過負荷状態になる場合にも備える必要がある。

「その場合、新たに GIGA スクール構想で導入した高速無線 LAN などが本来の性能を発揮できないだけでなく、一部の端末が通信できないなど、授業の進行に支障をきたす恐れもあります」と林山氏は指摘する。

2つ目は、ローカルブレイクアウト構成の課題だ。データセンターのプロキシ等のセキュリティ装置を通さずに各学校から直接インターネットに接続することは「セキュリティ対策を何も講じていないのと同じ状態」であり、不正アクセスや情報漏えいなどあらゆる脅威にさらされるリスクがある。

そして3つ目は、持ち帰り端末の課題だ。貸与した端末が校外でマルウェアに感染した場合、その端末を学校ネットワークに接続すれば、一気に感染が拡大する恐れがある。

これら3つの課題への手立てとして考えられるのが、クラウド型セキュリティサービス「Cisco Umbrella」だ。本サービスはインターネットにアクセスする際に最初に利用する DNS を利用して有害サイトへの接続防止やコンテンツフィルタリングを実現する。ネットワーク構成や児童生徒の居場所を問わずセキュリティ対策を適用できる。

クラウド型セキュリティサービス「Cisco Umbrella」の特徴

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本サービスの導入例が奈良市教育委員会である。同教育委員会はコロナ禍に伴う緊急事態宣言を受けて、5月に教育向けクラウドプラットフォームの導入と全校でのオンラインを活用した学習支援を試行。そのセキュリティは「Cisco Umbrella」によって保護されてきた。

「有害サイトにアクセスさせないフィルタリング機能も DNS レイヤで実行でき、さらにクラウドサービスの強みで立ち上げも早く、サーバ等の機材の用意も不要。子どもたちの学びを止めず、今すぐ利用できる点が導入の決め手になったと聞いています」と林山氏は説明した。

国内外の学校との、遠隔交流授業も支援

1984年に米国スタンフォード大学内で起業したシスコシステムズは、創業以来、学びとイノベーションを企業文化の中核に据え、教育ソリューションの提供に注力してきた。その一例が遠隔授業や交流授業の支援だ。

プレゼンテーションとホワイトボード、ビデオ通話の機能が一つになったクラウドコミュニケーションサービス「Cisco Webex Board」を使って東京と宮崎の高校を接続し、SDGs(持続可能な開発目標)に関する交流授業を実施したところ、「共通の問題設定でも、生活環境の違いによって生徒の視点が異なることが分かりました。そこから互いの考えや多様な価値観を学ぶ良い機会をご提供できたと感じています」

さらに、シスコシステムズでは「教室の壁を越えて無限に広がる学び」の実現を目指し、遠隔授業の『繋ぐ相手先』を紹介する無償コミュニティプログラム「シスコ デジタル スクール ネットワーク」をアジア太平洋地域で展開。

国内の学校はもとより、タイムゾーンの近いアジア・オセアニアなどとの遠隔授業や海外交流授業を支援している。今後はさらなる参加校の拡大を目指すとともに、外部人材の活用や、専門性の高い教師とのチームティーチングなどで教師支援に繋げることや、教師同士のコミュニティを実現することも展望している。

「当社は、整備した ICT 環境を有効に活用していただくために、遠隔授業や海外交流授授業といった授業活用も含めた教育のトータルソリューションをご提案してきました。世界中の成功例をノウハウとして持っている当社にぜひ相談ください」

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シスコシステムズ合同会社

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GIGA スクールソリューション特設 HP
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