ゼミから大規模な講義まで、規模別のオンライン授業設計法

一言でオンライン授業と言っても、授業の目的や規模によってその設計方法は変わってくる。小規模なゼミ・演習から、中規模の実習・ワーク、大規模な講義まで、どのように授業を設計すべきなのか。(取材:大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム)

長年オンライン授業に取り組んできた早稲田大学人間科学部 eスクール。30代以上の学生が約75%を占め、海外の学生も5%いる(画像は同大学ホームページ)

長年オンライン授業に取り組んできた早稲田大学人間科学部 eスクール。30代以上の学生が約75%を占め、海外の学生も5%いる(画像は同大学ホームページ)

成否を分けるのは授業設計

早稲田大学人間科学部は、2003年4月に一部のスクーリング科目を除くほとんどの課程を eラーニングで行う通信教育課程(eスクール)を開設し、1,500人を超える卒業生を輩出してきた。講義の受講をはじめ、BBS(電子掲示板)での質問・議論、レポート提出や小テストまでをインターネット上で実施している。

早稲田大学人間科学部通信教育課程で教務主任を務める向後千春教授は「オンラインだからといって恐れる必要はありません。オンラインでも対面でも…

(※全文:2710文字 画像:あり)

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