オンラインの特性を有効活用 保護者・地域への「可視化」も重要に

小・中・高校では児童生徒の家庭環境の差などが理由になって、オンライン授業への取り組みが遅れている地域が多い。オンライン授業に成功している学校は、どのような取り組みをしているのか。2つの高校の事例およびノウハウを取り上げる。

文部科学省の調査(表)によると、4月16日時点で公立小中高校などを休校または休校予定にしている1213の自治体のうち、同時双方向のオンライン授業ができている自治体はわずか5%(60自治体)。デジタル教科書やデジタル教材を活用した家庭学習を実施している自治体も3割以下(353自治体)だった。

学校の臨時休業中の家庭学習の取組状況(4月16日時点)

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学校の ICT環境をめぐっては地域格差も指摘されている。東京都の4月中旬の状況を見ると、オンライン授業を実施していたのは港区のみで…

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