ビジネス書の流行を探る

「読書」は子どもから大人まで、我々の身近な「学び」のツールとして寄り添ってきた。学校教育でもコミュニケーション力や主体性といった非認知スキルに注目が集まる中、ビジネス書では近年、個人の内面や対人関係をテーマとした書籍がヒットしている。

ビジネス書の変遷から学びのニーズを探る

横田大樹氏

横田 大樹

ダイヤモンド社書籍編集局第二編集部編集長
主な担当書に『起業のファイナンス』『自分のアタマで考えよう』『ゼロ秒思考』『統計学が最強の学問である』など。

ダイヤモンド社は、創業者・石山賢吉氏が1915年に『決算報告の見方』を刊行して以来、100年以上にわたって、ビジネス書を中心とした書籍出版事業を展開。2000年代では、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(以下『もしドラ』)、『伝え方が9割』、『嫌われる勇気』といった数々のベストセラーを生み出してきた。

出版不況と言われる中でも、本は社会人の学びに寄り添い続けている。ここ20年ほどのビジネス書のニーズの変遷について、ダイヤモンド社書籍編集局第二編集部編集長の横田大樹氏は次のように指摘…

(※全文:1870文字 画像:あり )

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