地域特集 石川県・西田哲学が生まれた「学力日本一」の地
加賀百万石の仕組みが、
世界的知性を育てた
石川300 年の教育史が教える人材育成
通塾率は低い、学力は日本一
石川県は全国学力・学習状況調査で常にトップ3に入る。2024年度は中学3年の国語・数学で全国1位、小学6年も国語・算数で全国2位を記録した。全国平均を4〜7ポイント上回っている。
注目すべきは、通塾率が全国平均より低いことだ。塾ではなく公教育の内部品質で成果を出している。この教育力の源流をたどると、加賀百万石5代藩主・前田綱紀にたどり着く。わずか3歳で藩主に就任し、約80年の治世で学問と文化を藩政の柱に据えた。
綱紀が整えた仕組みは、藩校の設立、洋学校の創設、第四高等学校の開設を経て世界的な哲学者や科学者を輩出し、現在の学力トップにまでつながっている。藩校、四高、参禅。石川には300年かけて積み重ねられた教育のエコシステムがある。本稿ではその人物と仕組みをたどる。
(※全文:3689文字 画像:あり)
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