事業構想大・岐阜県瑞浪市・日本ガイシ、包括連携協定を締結

事業構想大学院大学、岐阜県瑞浪市、日本ガイシ株式会社の3者は4月19日、包括連携協定を締結した。6月開講予定の「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」などを通じ、市域の課題解決と発展を目指す。

瑞浪市は名古屋市、岐阜市からおよそ40㎞の位置にあり、市域の約70%を森林が占める自然豊かなまち。4月1日に市制施行70周年を迎えた。

一方、日本ガイシは名古屋市に本社を置く総合セラミックメーカー。瑞浪市にある17ヘクタールの社有地を「みんなの森みずなみ」と名付け、自然環境づくりに取り組んでいる。

2022年に林業の連携促進に関する協定を締結するなど、連携を深めてきた両者が、次なる展開として選んだのが、事業構想大学院大学を加えた3者による産官学連携。連携を通じ、瑞浪の持続可能なまちづくりと地域課題解決を目指す。

今年6月から来年1月にかけて、瑞浪市制70周年記念事業として開講予定の「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」では、市域内での新規事業開発を目指す人、7名程度を一般から募集。アイデア発想から事業計画策定まで、事業構想大学院大学のカリキュラムを生かした教育を無料で提供し、社会課題解決、官民連携、地域活性化、イノベーションに貢献する人材を育てる。瑞浪市職員3名も参加する。

瑞浪市の水野光二市長は、「地域課題を解決する斬新なアイデアが生まれるとともに、参加者が瑞浪市の次世代を担う人材として、飛躍されることを大いに期待している」とコメントしている。

 

瑞浪市役所にて行われた連携協定締結式の様子。左から、田中里沙・事業構想大学長、水野光二・瑞浪市長、山田忠明・日本ガイシ取締役専務執行役員。