エンボス企画、つくば市で部活動改革の実証実験を開始

チェーロスポーツグループ(保育園・学童・クラブ)を運営する株式会社エンボス企画(茨城県つくば市、代表取締役:小山 勇気)は、2022年9月1日より部活動改革事業をスタートすることを発表した。

現在、学校における部活動については部活動顧問の過剰な労働負担や、少子化に伴う活動環境の減少などが課題となっており、また生徒たちが部活動に取り組む意欲を維持、向上させていく体制構築も必要であるとされている。

文部科学省では、2020年9月の「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」の中で、「休日の部活動の段階的な地域移行」「合理的で効率的な部活動の推進」を掲げており、持続可能な部活動のあり方に対し教育関係者の注目が高まっている。

エンボス企画では、「サステナブルな部活動の運営構造の構築」と「スポーツの社会的価値の向上」をコンセプトに、1週間の部活動のうち、木曜日と土日をチェーロスポーツクラブが主管する「みどりのスポーツ&カルチャークラブ」(みどりのSCC)の活動とし、同社が各ステークホルダーと連携して生徒たちへ質の高い指導を提供し、多様なニーズに対応するとともに、現在献身的な勤務体系となっている教員の業務環境の改善を図ることを目指す。

本事業は、つくば市みどりの学園義務教育学校と協働して実施され、2022年9月1日~9月30日の1カ月間は無料体験期間とする。

みどりのSCCの参加費3,850円/月は受益者負担となるが、経済的な理由などで支払いが難しい家庭については、一定の条件を満たす場合に無償とするほか、みどりのSCCにおける受益者負担を軽減するべく、収益事業として学校施設を利用した小学生向けスクール活動(6,600円/月)も行う予定。

各部活動の指導者についても、サッカー部は宮本英明氏(チェーロスポーツアフタースクール、つくばFC現役選手)、バスケットボール部は翁長明弘氏(元プロバスケットボール選手)ら関係各所と連携していく。

同社では、本事業を通じて部活動の地域スポーツクラブへの移管を推進し、「サステナブルな部活動の運営構造の構築」と「スポーツの社会的価値の向上」の実現を図るとしている。

22.8.22news2

株式会社エンボス企画のプレスリリースより

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