2026年経営課題 「人材強化」が90.2% 帝国データバンク

帝国データバンクでは日々変化する市場環境の中で、企業が重要視する経営課題を把握するため、経営層・マネジャーを対象にアンケート調査を実施した(有効回答数:5,241件、インターネット調査)。「組織・人材」、「財務・リスクマネジメント」、「成長戦略」、「生産・サプライチェーン・設備」、「業務改革・DX」の5カテゴリー31項目で尋ね、企業規模(大手・中堅・中小・小規模)で分析を行った。

31項目の経営課題を選択率順に並べたTOP10を見ると、「人材強化(採用、定着、育成)」が90.2%と突出し、「ヒト」の問題が経営環境のボトルネックになっていることが示された。少子高齢化により生産年齢人口の減少に直面し、人手不足が深刻化するなか、企業にとって採用が難しい、採用できても定着しない、育成が思うように進まないといった問題が読み取れる。「大企業」が98.2%、「中堅企業」96.6%、「中小企業」94.0%、「小規模企業」77.6%となり、規模の大小を問わず、「人材強化」が最優先の経営課題として位置づけられていることがわかった。企業規模が大きくなるにつれ、事業領域が広がるため、高度な専門人材を必要とし、獲得競争は激化している。また、「中間マネジメント層の不足」、「教育担当者の不足」、「社内の一体感不足」などの声も多くなった。


株式会社帝国データバンク・プレスリリースより。

「人材強化(採用、定着、育成)」に次いで、「既存顧客との取引深耕」66.0%、「販路開拓」60.5%と続き、売上の維持拡大の重要度が高い結果となった。また、「業務の標準化」58.3%や「賃上げ・評価制度」57.6%といった組織運営・仕組み形成のテーマも上位に入る結果となった。